お孫さんのいるご夫婦へ。距離感を大切にしていきましょう。
お子様が成人をし、結婚して、お孫さんができるとはとても『おめでたい』事です。
しかし、子育ての際に『干渉のしすぎ』、『行き過ぎた教育熱』は子どもの成長を促すどころか
妨げになることもございます。
祖父母の心境とすれば、孫が、習い事の詰め込みにより元気に過ごしているか心配ですので
そんな祖父母の方々のご意見をまとめてみました。
ケース1 習い事や教室は子どもの可能性をたくさん伸ばせるもの
本来、習い事というのは『子供の可能性を広げるもの』であります。
しかし、子ども本人が楽しめずに負担を心に抱えているようであれば、
せっかくの習い事が無駄になってしまうことにもなりかねません。
大切なのは、子どもが楽しく学べること。これを意識して、子どもの教育に親は向き合てほしいものです。
しかし、楽しく学ぶとは言いつつも、『我慢』をするのが大切な事であるのもまた事実です。
先生に少々手厳しい指導を受けてしまい、『もう、やりたくない』となるお子様の気持ちはわかりますが
『やりたくないから、やらない』という選択肢は、大きくなるにつれて通用しなくなります。
習い事でも、本人の『もうやりたくない』を乗り越えた先に何かつかめることがある事を教えてあげるのも
ご両親のお仕事の1つなのかも知れません。
ここのバランスは、大変デリケートな部分ですのでご両親は、よくお子様と日頃から
コミュニケーションをとり、SOSのアラートを見逃さないのが大切ですね。
ケース 2 老後の人生をより豊かなものに
ご自身のお子様にさらに子ができ、孫を持てたことは大変喜ばしく、おめでたいことです。
しかし、おじいちゃん/おばあちゃんになった途端、お孫さんが主体の生活になってしまうのはいかがでしょうか。
もちろん、それぞれご家庭の事情により、お孫さんの面倒を見ている場合もあると思います。
しかし、せっかくご自身のお子様を1人前に育てた後に
そのお孫さんの面倒をかなり高い頻度で見ている場合もあります。
あくまでも自分の生活を主体とした上で、家族と向き合って生活していかないと、ストレスを抱えて祖父母の方が
ダウンしてしまう事にもなりかねません。
ケース 3 孫のしつけの仕方に口出しはダメ??
子育て中の、娘さんやお嫁さんに口出ししても良いのか、悩む祖父母さんがいらっしゃいます。
一生懸命に子育てしているのに、横やり入れられるのは、「カチン」と方もくるかもしれませんが
一家庭を築きあげてこられた方のご意見は、貴重なものですし、アレコレと口を出したくなってしまう
お気持ちはわかります。
しかしながら、相手を尊重しつつ『こういった方法もあるよ』というぐらいに留めておきましょう。
また、祖父母の子育て時代と比べると、現在の親の子どもに対する接し方はずいぶんと、変わりました。
祖父母の世代の方々はご自身のお子様の世代を「甘い」と感じてような結果も出ているようです。
今後、祖父母として『最高の相談役』となる為にも
目の前のだけでなく、3年後、5年後を見据えたしつけや、教育が重要な事を伝えてみても
いいかも知れないですね。