熱中症はもう怖くない!どんどん広めたい、メカニズムと予防法!!
夏が本番になると連日最高気温が30度を超えるようになり、夜になっても全く気温が下がらないこともあります。
子供は風の子と言いますが、暑い夏の日に外で遊ぶことは熱中症のリスクがありますので気をつけましょう。
熱中症ってどんな病気?
熱中症は高温多湿な環境に長時間いることで私たちの体が危険信号を示す病気です。
私たちの体は平熱が36度から37度なのですが
この体温がわずかにでも上がると体の機能に支障が出てしまいます。
熱中症は太陽の光や夏の暑さによって私たちの体が、高温状態になっていることを知らせる重要な役割があります。
熱中症で気分が悪いまま活動を続けていると、最終的に自力では体温を下げられなくなるくらい体温が上昇してしまい、
ひどい時は亡くなってしまいます。
また、私たちの体は汗をかき、体の表面で蒸発させることで体温を調節しています。
しかし、夏には温度だけでなく湿度も上がります。
湿度が高いと汗を蒸発させることができなくなり体温が下げられないため夏に熱中症のリスクが高まります。
大人と子供で熱中症のなりやすさは違う?
大人と子供では熱中症になるなりやすさが異なります。その理由は複数あるのですが、まず一つ目として、子供の方が平熱が大人よりもわずかに高いことが挙げられます。
子供を抱きかかえるとあったかいのは体温が高いためです。
また、子供は体が小さいために体温が上がりやすく冷めやすいです。
コップ一杯ぶんの水をあっためるのはヤカン一杯の水を暖めるよりもはるかに簡単です。
子供と大人の体格差はコップとヤカンに入る水の量と同じです。
次の理由として、子供の方が地面に近いことが挙げられます。
私たちが住んでいる周りの道はコンクリートで舗装されています。コンクリートは夏の日差しにより鉄板のように熱くなります。
そのため、コンクリートによって暖められた空気が地面の近くには滞留しています。
子供は頭の先から足の先まで、私たち大人よりもコンクリートに近いため私たちが感じている暑さよりも少し暑い場所にいると考えてください。
子供と遊んでいるときどんなことに気をつければいい?
では子供と遊んでいる時に熱中症にさせないためには
どのようなことに気をつけるべきでしょうか。
まず何よりも水をしっかり飲むことです。
先ほどのコップとヤカンの話ではないですが、ただでさえ少ないコップの水がさらに汗としてこぼれてしまったら、もっとあたたまりやすくなってしまいます。
また、汗として体の外に水が出てしまうため、脱水症状にもなってしまいやすくなります。
汗の中には水だけでなく、塩分なども含まれているので、水分だけよりもスポーツドリンクなどを取らせましょう。
子供が無理をしていないかよく観察しましょう
子供は何かに夢中になると、少しくらい苦しくても遊び続けてしまいます。
そのため、熱中症で頭がボーとしてきていることに、気がついていないこともあります。
私たち大人が、子供が無理をしすぎないようにコントロールしましょう。
例えば、休憩時間をしっかりとることや、外で遊ぶ時間を制限するといったことをすることで熱中症のリスクを減らすことができます。