化学と料理の密接な関係!お料理しながら化学を教えちゃいましょう!

科学に興味をもってもらいたい— 子どもにそう願うお母さんは多いと思います。 科学の楽しさに触れるには、実際に手を動かす科学実験が一番。 でも、大がかりな装置や難しい理論など、敷居が高いと感じていませんか。 普段やっていることでも立派な科学実験になるもの それは料理!子どもと一緒に学べる料理の話をご紹介します。

白衣を着た男性

 

科学に興味をもってもらいたい—
子どもにそう願うお母さんは多いと思います。

 

科学の楽しさに触れるには、実際に手を動かす科学実験が一番。

でも、大がかりな装置や難しい理論など、敷居が高いと感じていませんか。

 

普段やっていることでも立派な科学実験になるもの

それは料理!子どもと一緒に学べる料理の話をご紹介します。

 

片栗粉でとろみをつける現象を科学的に考えると

 

片栗粉

 

料理のとろみをつけるのに使う片栗粉

 

昔はカタクリという植物から作られていましたが、現在流通しているものは、ジャガイモから精製されたデンプンです。

片栗粉は、デンプンの分子同士がギュッと寄り集まっている粒の状態。

このままでは水には溶けません

 

ところが、水に溶いて加熱すると、デンプンの分子同士をつないでいた力がゆるんで、

間に水分子が入り込めるようになります。

 

こうして、デンプンの粒が崩れてドロドロの糊のような状態になることを糊化(α化)といいます。

片栗粉でとろみをつけるという過程は、この化学的な性質を利用していたということなんです。

 

鍋をかき混ぜる男性

 

片栗粉が糊化するのは55〜66℃くらい。

 

水にあらかじめ溶いておいて、一度火を止めてから入れると、ダマになりにくくなります。

 

そうすることで、デンプンにしっかり水が行き渡って、均一に糊化が起こるようになるからなんですね。

料理のコツも、実に科学的な理にかなっています!
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ホウレンソウのゴマ和えはとても合理的な食べ方!

ほうれん草のごま和え

 

ホウレンソウの食べ方の代表選手、ゴマ和え。これをちょっと科学的に考えてみます。

ホウレンソウにはシュウ酸という化学成分が含まれています。

 

いわゆるアクですね。

 

このシュウ酸には、カルシウムイオンと結びついて固体になりやすいという性質があります。

シュウ酸が身体の中に入ってからカルシウムイオンと結びつくと、石のように固まることがあります。

 

実はこれ、激痛で悪名高い結石原因物質なんです。

シュウ酸は水に溶けるので、ゆでて水にさらすことである程度取り除くことができますが

それでも4〜8割が残ると言われています。

 

そこで登場するのがゴマ

 

ごま

 

ゴマには100gあたり1200mgという豊富なカルシウムが含まれています。

 

ホウレンソウをゴマで和えることで、あらかじめシュウ酸とカルシウムを結びつけ

身体に吸収させにくくすることができるんです。

 

何気なく食べていたホウレンソウのゴマ和え

実は知恵に満ちた食べ方だったんですね!

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ちょっと高級ですが、子供の栄養を考えるとたまにはいいかも?

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圧力鍋は立派な実験器具!

 

圧力鍋

 

料理を時短し、おいしく仕上げることのできる便利な調理器、圧力鍋

 

実は立派な実験器具なんです。

 

水は100℃で沸騰しますよね。

でもこれは、1気圧での話。

 

圧力が上がると、沸点も上がります。圧力鍋は、この性質を利用しているんです。

例えば、2気圧まで上がる圧力鍋では、約120℃の温度で調理をしていることになります。

 

だから時短できるんですね。

 

水

水は、液体の状態では分子同士が引き合いながら動いていますが、温度が高くなっていくと

そこから脱出して自由に動き回れる気体(水蒸気)の状態になろうとします。

 

ところが、圧力が高いと、強い力で押さえつけられているため、脱出するのによりパワーが必要となります。

 

これが沸点が上がるという現象なんです。

同じ火加減、同じ時間で、圧力鍋と普通の鍋の比較をすれば、これはもう立派な科学実験です!

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パン作りは化学・生物の実験!

パンを持った男性

 

パンを作るのに最低限必要な材料は、小麦粉、水、イースト、そして塩です。

 

小麦粉には、グリアジンとグルテニンというタンパク質が含まれています。

これらが水と混ざると、粘り気があって伸び縮みしやすいグルテンというタンパク質に変化します。

 

これが生地をこねる過程で起こります。

 

パンをこねる

 

次に発酵

 

パンに使うイーストは、酵母という菌類のなかまで、生きています。

 

酵母は呼吸をして、二酸化炭素をはき出します。

この二酸化炭素が、弾力のある生地を膨らませる働きをするんです。

 

酵母によく働いてもらうのに必要なのが、糖分適温。小麦粉に含まれる糖分や、デンプンからできた糖分を栄養にして酵母は呼吸をします。

また、そのための適温は25〜40℃ほど。

パンに入れる塩は、味を調えるだけでなく、生地を引き締めたり、発酵を適度に調整したりする働きがあります。

 

このようにパン作りは、それぞれの材料の性質を、うまく利用する化学生物の実験なんです!

実験する研究員

 

今回は4つの例をご紹介しましたが、この他にも料理は身近な科学にあふれています。

 

なぜだろう?と子どもと一緒に考えながら料理をすれば、お手伝いをしてもらいつつ、

科学に興味をもってもらえるかもしれませんよ。

 

さらに、科学的な理由を知ることで、お母さんの料理の腕もアップ!一石三鳥ですね。

フランスパンを食べる男の子

 

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