ラグビーのプチ疑問にお答えします!第2弾

約1ヶ月半に渡って熱い戦いが繰り広げられたラグビーワールドカップ。残る試合は11月2日(土)に行われる決勝戦のみとなりました。日本代表は残念ながら準々決勝で南アフリカに破れたものの、史上初の決勝トーナメント進出と、素晴らしい結果を残しました。ワールドカップは間もなく終了しますが、日本中が熱狂したラグビーの人気が大会後も続くことを願って、ラグビーのプチ疑問を改めて説明していきたいと思います。 第1弾はこちら:http://mamabu.jp/rugby-w-cup/

トライの得点って昔と変わった?

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昔ラグビーを見たことがある方であれば、
今回の試合を見ていて「あれ?トライの得点って5点だったっけ?」と思ったかもしれません。

 

実は

トライの得点が5点になったのは1992年から

で、それまでは4点でした。
スポーツのルールに変更はつきものですが、トライの得点は下記のように変わってきました。

 

1870年代:0点
1890年〜:1点
1891年〜:2点
1893年〜:3点
1971年〜:4点
1992年〜:5点

 

面白いのは

ラグビー創世記にはトライの得点が0点だった

こと。
あくまでもトライは「ゴールキックを蹴る権利」を得るために、
まさに文字通り“トライ”する行為だったのです。

「ティア1」って何?

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テレビで試合中継を見た方は「ティア1」や「ティア2」という言葉を耳にしたかもしれません。
ラグビーでは、サッカーでもよく聞く「世界ランキング」とは別に、「ティア(tier)」と呼ばれる「階級」が存在するのです。

 

この「ティア」は、

強豪国の「ティア1」、中堅国の「ティア2」、発展国の「ティア3」

から構成されます。

 

「世界ランキング」がテストマッチの結果をポイント化して順位付けされるのに対し、ティア1、ティア2といった区分けに厳密な決まりやルールはなく、その国の強さや伝統、格により決定されています。

 

現在のティア1は、ニュージーランド、イングランド、オーストラリア、アイルランド、南アフリカ、ウェールズ、スコットランド、フランス、アルゼンチン、イタリアの10カ国です。

 

ティア2を構成するのは日本、フィジー、ジョージア、サモア、トンガ、ルーマニア、アメリカ、カナダ、ロシア、ナミビア、ウルグアイ、スペイン、ポルトガルの13カ国で、W杯には出場できるが予選突破は難しいだろうという国が位置づけられています。

 

実際今回日本が予選突破を果たすまでは、ティア2の中ではフィジー、サモア、カナダしか決勝トーナメントに進出した実績はありませんでした。
現在のティア1以外のチームが1次リーグを突破し、準々決勝に進んだのは2007年大会のフィジー以来で、ティア1以外のチームが予選リーグを全勝したのも、アジアのチームが準々決勝に進んだのも、

今回の日本が史上初

なのです。

 

今回のワールドカップにおける日本代表の躍進によって、各国チームやメディアから

「日本はティア1に値するチームだ」

と称賛する声も多く上がりました。

 

ティア1に上がる条件などは明確化されていなく、なおかつ現状の強さだけでなく歴史や伝統も重んじられるため、今回の結果だけでティア1に昇格するというのは難しいかもしれません。

 

しかし過去には、アルゼンチンがティア2からティア1に昇格した例もあり、決して非現実的な話でもないのです。
ティア1に昇格し名実ともにラグビー強豪国となれる日を信じて、これからも日本代表を応援していきたいですね。

ワールドカップって何回目だったの?

今回日本で開催されたワールドカップは第9回。
第1回大会の開催は1987年で、サッカーに比べるとラグビーのワールドカップの歴史は短いと言えます。
過去の大会の一覧は下記の通りです。

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アジアでは最強国である日本ですが、第7回のニュージーランド大会までは1勝21敗2分けと非常に厳しい結果でした。

 

しかしながら南アフリカに奇跡の勝利を収めた2015年大会では3勝、今回の2019年大会では予選で4戦全勝と躍進を続けています。

 

第10回大会は2023年にフランスで開催されます。
次回のワールドカップでも、日本代表の活躍を期待したいですね。

ワールドカップの優勝賞金はいくら?

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ラグビーワールドカップの優勝賞金ですが、第1回〜第8回、そして今回の第9回の日本大会においても

0円

となっています。

 

サッカーワールドカップでも2006年のドイツ大会までは0円でしたが、現在では優勝国に3,500万ドル、準優勝国に2,500万ドル、3位には2,200万ドル、4位には2,000万ドルという超高額な賞金が出ています。

 

ラグビーでは

「大会に出場する事が最大の名誉」

とされており、それが今でもワールドカップに賞金がない理由として挙げられます。
ラグビーワールドカップの第1回大会が行われた1987年、当時のラグビー界は「スポーツによる金銭的な報酬を受けるべきではない」というアマチュアリズムの中にありました。
これには

ラグビーが『マナーを重んじ、人としての品位品格を身につけさせるためのスポーツ』として受け入れられてきた

という歴史があるのです。

 

しかしながら、大会主催者側からの賞金はないものの、各国の協会やスポンザーが報奨金を出すことはあるようです。
今回の日本大会においては、日本ラグビー協会が日本代表の選手、スタッフ約50人に対し報奨金を支払うことを決定しています。
大会前に設定された金額は、優勝で1人につき500万円、ベスト4で300万円、ベスト8で100万円となっています。

 

ラグビーを見に行きたくなったけどどこに行けばいい?

今回のワールドカップがきっかけで、ラグビーの試合を観に行きたくなったという方もいるのではないでしょうか?

どのスポーツにも言えることですが、代表チームだけではなく国内リーグを応援することがそのスポーツの活性化に繋がるので、ぜひとも国内リーグを応援していただいたいと思います。

 

ラグビーの国内リーグは「ジャパンラグビートップリーグ」といい

次のシーズンは2020年1月12日(日)に開幕

となります。
ワールドカップで高まった勢いそのままに、国内リーグが開幕するので観客動員数のアップが期待されますね。

 

下記にトップリーグのチームと、各チームに所属する日本代表選手を一覧で紹介します。ワールドカップを通してお気に入りの選手ができた方は、その選手が所属するチームの応援に行ってみてはいかがでしょうか?

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ここに名前が載っていない
トンプソンルーク選手は近鉄ライナーズ
ウィリアム・トゥポウ選手はコカ・コーラレッドスパークス
とそれぞれジャパンラグビートップチャレンジリーグ(2部相当)のチームに所属しています。

 

なおトンプソンルーク選手は次シーズン限りでの引退を公言しています。

 

また、医師を目指すことで話題になった福岡堅樹選手も、医師を目指す前に7人制ラグビー「セブンズ」へ転向し東京オリンピックを目指すことを公言しているので、トップリーグでの活躍の姿は見られないかもしれません。

まとめ

ワールドカップも残すは決勝戦のみです。

 

今大会はチームの結果としても大会の運営としても成功だったと言えるかもしれませんが、一過性のものでは意味がありません。
いつか日本が真のラグビー強豪国となることを願って、ワールドカップ終了後もラグビーが盛り上がり続けることを期待したいですね。

(ライター:長井ガク)

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