実はしっかりした根拠がないらしいよ。右脳型は芸術派、左脳型は分析/論理派って。

「うちの子、絵とか好きで、右脳人間じゃないかなって思うのよ」 「ひろしは、理屈がうまいんだよなー。あいつは左脳人間だな」 どこかできいたことがある言葉ではないでしょうか? 芸術的なセンスがある人のことを右脳型、論理/分析の能力が高い人のことを左脳型と考える人、まだまだ多いと思うのですが、実はこれ、実は根拠がないって言われたら、どう思われますか?

実はきちんとした証拠はない

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結論から言ってしまいますと、

記事タイトル通り、これにはきちんとした証拠はないのです。

 

実際、この右脳型、左脳型を提唱した博士自身が、

「短絡的に考えてしまうのは危険。」

と発言しています。

こうしたこと、
「幼少期にモーツアルトを聴くと頭が良くなる」的な迷信と似ていて、

世間に広まっていく過程で、

間違った解釈や金儲けに絡めようとした大人たちが利用としようとして、

歪曲されることが多いのです。

ただ、嘘ではない

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この右脳型、左脳型が提唱された経緯はこうです。

脳は、右脳と左脳が”脳梁”という部位でつながっていますが、

脳の手術をするとき、この脳梁を切断します。

ある博士が、この脳梁を切断されたそれぞれの脳が

どのような働きをしているのかを研究しました。

 

通常我々人間は、右の視野の情報を左脳で、

左の視野の情報を右脳で処理を行い、脳梁を通じて

それぞれ逆の脳に情報を送ることで、生活を送っています。

脳梁を切断すると、この情報交換ができなくなり、

左半分の視野でみたものの情報を左脳に送ることができず、

そのため、

それが何なのか言語化ができずに(言語を司るのは左脳)脳から

消えてしまいます。

 

ただ、脳梁を切られた脳(分離脳というそうですよ)でも、

それぞれの脳が独立して動き、モノゴトを処理しているということがわかり、この事実を世間に発表した、ということだそうです。

そして、この実験結果がその後、

右脳型、左脳型人間がいるらしいよ!として,
世間に拡大解釈されていったのです。

2013年にアメリカの大学で100名以上の被験者を対象に
「右脳型と左脳型は本当だろうか?」を試す実験を、脳スキャンなどを駆使して行われたのですが、

結論としては、「右脳と左脳は連携して処理を行っていて偏りってないよ」

ということでした。

まとめ

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脳はまだまだ未開拓な研究領域でこれからどんどん、

「へーーーそうだったんだ!」

ということがたくさん発表されるでしょう。

この右脳型左脳型、ちょっとした会話や雑談で、

「君は右脳型だね」
「ぼくさあ、どっちかっていうと左脳型なんだよね」

と、
どの分野が得意かを伝える道具程度にしておいたほうがよさそうですね。

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