噛めば噛むほど甘くなる?!お米のあま〜い秘密とは?

日本人の主食といえばやっぱり“お米”。多くの人が毎日食べている、なじみの深い食材ですね。「ちゃんと噛んで食べなさい」とお母さんに言われてお米を噛み続けると…あれ、甘くなってきた!どうして?と不思議に思ったことはありませんか?今回はこの“お米の科学”を紹介します。

お米

日本人の主食といえばやっぱり“お米”。

多くの人が毎日食べている、なじみの深い食材ですね。

「ちゃんと噛んで食べなさい」とお母さんに言われてお米を噛み続けると…あれ、甘くなってきた!どうして?と不思議に思ったことはありませんか?

今回はこの“お米の科学”を紹介します。

お米はデンプンのかたまりである。

炊いたお米はモチモチしているのが特徴ですね。

このモチモチはお米が“デンプン”からできていることと深く関係しています。

よく知られていることと思いますが、ジャガイモや片栗粉などもデンプンです。

しかしこれらはお米と違ってモチモチしていませんね。

このように同じデンプンでも食感に違いがあるのは、デンプンには形が2種類あって、お米やジャガイモ、片栗粉で2種類のデンプンを含む割合が異なるからです。

しかし、食感に違いはあっても、噛めば噛むほど甘くなるという部分ではお米もジャガイモも同じなのです。

それは“デンプン”そのものに甘くなる秘密が隠されているからです。

では、デンプンの甘さの秘密についてひも解いていきましょう。

デンプンは糖質がつながったものである!

前に、デンプンは2種類の形があると言いましたが、それについてもう少し詳しくみていきましょう。

デンプンには“アミロース”と“アミロペクチン”という2つの構造が存在します。

この2つは鎖のような構造をしていて、アミロースは一本の鎖がらせん状に巻いたような構造をしています。

また、アミロペクチンは鎖が枝分かれしているような構造をしています。

このアミロペクチンはモチモチとした食感を生み出すため、アミロペクチンを多く含むお米はモチモチとしているのです。

そして、この二つのデンプンの鎖を作っている一つ一つの部品が“”なんです。

この糖がデンプンの甘さのもとになっているのです。

では、このデンプンはどうやって口の中で甘くなっていくのでしょうか?

 デンプンが口の中で甘くなる秘密は唾液に隠されていた!

デンプンは口の中でないと甘くならないのです。

それは、私たちの唾液にデンプンを甘くする秘密が隠されているからです。

胃は消化する器官であることはよく知られている事実だと思いますが、実は、口の中でも消化は行われています。

口の中にはアミラーゼという消化酵素が含まれており、このアミラーゼがデンプンの鎖を切り離していき、糖質へと変えていくのです。

また噛むという物理的な刺激を与えることでもデンプンが切れていくので、噛むことと、アミラーゼの力を組み合わせることでデンプンから糖がどんどん作られていくわけですね。

以上が、お米を噛み続けると甘くなる秘密です。

身近な食材にも科学は存在する

考える人

このように身近な食材について調査するときは、科学だけでなく、社会科や歴史に触れていくことでも知識が深まっていきます。

夏休みの自由研究などでは一つの食材に焦点を当て、歴史的な観点、社会的な観点、そして科学的な観点で調査し、レポートとしてまとめていくだけでも立派なものになると思います。

今回は噛んだお米が甘くなることについてお話していきましたが、他の食材にも同じように科学が適用できます。

  • 固い牛肉と柔らかい牛肉の違いは何か?
  • 薄力粉と強力粉の違いは?
  • どうしてバターは熱が加わると溶けるの?

など、身近な食材であっても、キリがないほど疑問ばかりです。

お子さんの科学的な思考力を育みたいと考えている方はまず、当たり前なことに対しても“疑問を持つ”力をつけさせることから始めましょう。

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