牛乳が大好きな子供は要注意?「牛乳貧血」って何?

子供の成長には欠かせない存在として、圧倒的な地位を築いている「牛乳」。 そんな牛乳を無条件に健康にいいものだと思っている方も多いのでは。 ですが、牛乳の飲みすぎによって、あるリスクが高まることをご存知でしょうか。 今回は、そんな牛乳の良し悪しについて調査してみました。

今日のネタ結論

サムネイル_牛乳1

牛乳は鉄の含有量がとても少なく、吸収が非常に悪い。更には、鉄を保存する役割を果たす血中の「フェリチン」を減少させると言われています。

鉄を摂取できていないと、鉄不足にて起きる貧血の「鉄欠乏性貧血」になってしまう恐れがあります。牛乳を飲む→鉄取れない→でも牛乳を飲む→お腹がふくれる→食事量が減る→鉄が摂取できない→鉄不足→貧血のサイクルが生まれやすいことから「牛乳貧血」と呼ばれています。

牛乳と貧血の関係

サムネイル_子供
そもそも牛乳を飲みすぎることは体に悪いのでしょうか。いいえ、決して悪いことは無く、栄養価の高い飲み物です。あるアメリカの大学による研究結果にて、「幼児期に乳製品をよく摂取していた子供達は、中高生になった時の骨密度が高い」という研究結果も発表されています。

では、どんなリスクが牛乳を飲むことで生まれるのか。

キーワードは「鉄」です。

そもそも、牛乳は鉄の含有量が少ないうえに吸収率が悪いです。更には、鉄を保存する役割を果たすと言われている「フェリチン」を減少させると言われています。勘違いしないでいただきたいのは、牛乳を飲むことで鉄が失われるわけではありません。

そもそも鉄は一般的な食事をしていても不足がちになっています。鉄が不足しているとどんな悪影響があるかと言いますと、貧血になりやすくなることです。貧血の中でも、鉄不足にて起きる貧血を「鉄欠乏性貧血」といい、子供に起こりやすい貧血であるのです。

ちなみに、牛乳だけで鉄の必要摂取量を取る為に10リットル以上が必要になります。問題なのは、牛乳を飲みすぎることです。牛乳が好きな子供にとっては飲みやすく、健康に良さそうなので大量に飲んでも罪悪感も少ないのでごくごく飲んでしまう。更には、空腹感を満たす効果があるので、お腹が膨れてしまいます。

牛乳を大量に飲む→お腹が膨れる→食事量が減る→鉄取れない→鉄不足→鉄欠乏性貧血。牛乳が好きな子供が陥りやすいサイクルから起きるのが「牛乳貧血」の正体です。

牛乳貧血の予防方法

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なら、牛乳を飲まなければいいのでしょか。

牛乳は、カルシウムはもちろん、良質なタンパク質や脂質などが豊富で栄養価が高いので、飲みすぎにならない程度で摂取していただくのがいいかと思います。1日の摂取する目安としては400ml~500ml程度が好ましいかと思います。

ならどうすればいいかと言うと、当たり前になるのですが、バランスの良い食事が必要です。

「でも子供は牛乳好きだし、鉄をどう取るか分からないしどうすればいいの」と思われ方もいるのでは。そんな時におすすめの、子供でも食べやすいメニューをご紹介させていただきます。

☆レバーの竜田揚げ(レバーが苦手な子供にも好評です)
☆イワシフライ(癖が無く食べやすいです)
☆鯖缶料理(野菜炒めやカレーでお肉替わりに使った料理です)
☆がんもどき(あんかけ煮などが人気です)

牛乳も鉄もバランスよく摂取することを心掛けてください。

世界で一番多い栄養障害

最後に、牛乳貧血は「鉄欠乏性貧血」であることが分かったのですが、この「鉄欠乏性貧血」は世界的な問題であることも皆さんに知っておいていただければと思います。

問題の想像以上に大きく、実に世界で10億人以上が鉄欠乏性貧血に苦しんでいる「世界で最も多い栄養障害」なのです。毎年5万人の女性が出産時に死亡し、何百万人の子供の心身発達が阻害されているのです。この問題に関しては、世界保健機関(WHO)をはじめ、国や企業などでも様々な取組が行われております。

まずは、子供の健康のために「鉄欠乏性貧血」を知っていただければと思います。

(ライター:久喜 太郎)

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