学校で登場する新しい科目「論理国語」って知っていますか?

日本では学校で指導する内容は10年に一度改訂されています。 いわゆる学習指導要領の改訂です。 今回は、2020年に小学校、2021年に中学校、2022年に高校の指導内容がかわるのですが、 高校の国語で新設されるものの1つに「論理国語」が登場します。

10年前との比較

下の表の通り、論理国語は「選択科目」として登場します。
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(引用:文部科学省WEBサイト)

 

共通必履修科目の「現在の国語」の中身が大きく、3つに分かれており、

その1つずつをより掘り下げて学んでいくべく、

・「論理国語」

・「文学国語」

・「国語表現」

が選択科目となっています。

 

論理国語を創設した理由として文部科学省にはこうあります。

・共通必履修科目により育成された資質・能力を基盤とし,
主として「思考力・判断 力・表現力等」の創造的・論理的思考の側面の力を育成する科目として,実社会に おいて必要となる,論理的に書いたり批判的に読んだりする資質・能力の育成を重 視して新設した選択科目である。

国は、毎年25万人のAI人材を輩出しようとしています。

 

文芸作品を読むことも大事ではあるものの、

論理的な文章の読み方というものを国として学ばせることがなかったこともあり、

実社会で読んだり書いたりする文章を学ぶというのは良いことではないかと思っています。
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もう1つの結果

著書「教科書が読めないこどもたち」、

「”ロボットは東大に受かるか”プロジェクト」で有名な、

新井紀子氏の社団法人「教育のための科学研究所」が主催する

リーディングスキルテスト(RST)においても、

多くの学生、いや、大人までもが”読めていない”ということ結果

明らかになってきています。
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たとえば、下記の例題をみてください(引用:著書「AIに負けないこどもを育てる」)

 

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❶「誰もが、誰かをねたんでいる」の受動態の文は、どのような文になりますか?
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多くの人が、

『「誰もが、誰かからねたまれている」という文章を思い浮かべたのでは無いでしょうか?』と前振りがあり、

『この2つ文は、同義だと思います?違うと思いますか?』

という問いをしています。

 

結果、新井氏がツイッターで質問を投げかけたところ、

7000人から回答があり、半数が同義だと答えたそうです。

実際は、“同義ではない”いうのが答えで、

もっと正確に言えば、

❶の同義の受動態はない、というのが正解です。

“中高校生にあなたは教科書が読めていますか?と尋ねると、8割以上の生徒が「はい」と答えます。嘘をついているのでは無いでしょう。読めていない生徒は、「読める」体験をしたことがないのですから、「文字が読める=読める」と思っても仕方ありません、、、、“

(引用:著書「AIに負けないこどもを育てる」著者 新井紀子氏)

まとめ

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実のところ、

数学が苦手、理科が苦手、という人の半数以上が

そもそも書いてある文章を正確に読めていない

ということがわかってきているそうです。

ビジネスにおいて、

論理的な文章を書く、読むというのは基本中の基本。

私の高校時代に「論理国語」という科目があってくれたら、もっと小論文をうまくかけたのでは、、、、、、

と思ってしまいます。

(P.N. いそきち)

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