「目標」「根気」がなくても大丈夫。子どもに勉強を続けさせるメソッド

「目標を定めないから続けられないだ!」 「将来、ここまでいきたいっていうのをつくらないと続けられないぞ!」 「根気がないから続けられないんだ!」 よく聞く言葉ですよね。 そして、続けられない自分を責め、子供を責め、と悪循環に陥るパターンです。 ただ、これ、「行動分析学」という学問からすると間違いなのだそうです。

行動分析学とは?

”行動分析学とは字義通り人間または動物などの行動を分析する学問である。行動は、生物ができるすべての行動を対象とする。具体的には、独立変数(環境)を操作することで従属変数(行動)がどの程度変化したかを記述することによって、行動の「原理」や「法則」を導き出す。”

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ざっくりお伝えすると、「なぜ行動するのか、その理由をちゃんと数値化して調べよう!」っていう学問ですね。

(※学者の方々、ざっくりすぎるかもしれませんがお許しくださいね)

努力を続けられるのは、「目標」「根気」のおかげじゃない

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行動分析学の世界では、生物の行動を下のモデルでとらえます。

A:直前の条件→B:行動→C:直後の結果

分かりづらいかもしれませんので、次の2つを比較してみてください。

 

1)
A:電車の中で座っているとおじいさんが目の前にきた(直前の条件)

B:席を譲ってあげる(行動)

C:ニコッとされありがとう!と言われる(直後の結果)

 

2)
A:電車の中で座っているとおじいさんが目の前にきた(直前の条件)

B:席を譲ってあげる(行動)

C:「わしはそんなに歳をとっとらん!」ときつい口調でいわれる(直後の結果)

次に同じ場面(直前の条件)になったとき、どちらのほうが席をゆずるという行動を起こしやすくなりますか?

おそらく1)ですよね。

実は、行動を“起こす”ために「直前の条件」は必要なのですが、行動を“起こし「続ける」”ためには、直後の結果がどのようなものだったのか、が重要なのです!

直後の結果を意図的にかえてみよう

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では、直前の条件を「目標」におきかえてみましょう。

 

A:英語で80点とるぞ!(直前の条件:目標)

B:英単語を10個覚える(行動)

C:英語の点数は変わらない<正確には次のテストまでわからない>(直後の結果)

さて、「英単語を10個覚える」という行動は続きそうでしょうか?続かなさそうでしょうか?

続かなさそうですよね。

実は、人が続かないのは、

根気がない・・・
怠け者だから・・・
性格に問題がある・・・

ということではなく,直後の結果がよろしくないことに原因がある、と考えるのが行動分析学の考え方です。

このように目標は行動を起こさせることはできても、行動を継続させる力としては弱いのです。

 

努力が続けられる人は、知らないうちに自分自身で、「良い直後の結果」を付与していたりします。

「今日、ここまでできたら、漫画を読もう」
「今日、20分運動できたら、ご褒美にチョコを1つ食べよう」

という具合です。

“でも、そんなことしなくても、継続できる人っているよね?”

その通りです。

 

その人は、すでに行動することそのものが喜び(直後の結果)になっている人や、
行動を続けていった先の大きな喜びを味わったことのある人の場合が多いのです。

まとめ

いかがでしたか?

1回1回の行動に対するご褒美は人によってさまざま。

ぜひお子さんにとってのご褒美を設定してあげて、一緒になって、努力そのものを楽しんでみてください。

(P.N.いそきち)

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