ノンアルコールなら、こどもがビールを飲んでも大丈夫?
目次
結論からいえば、”飲むのも、飲ますのもNG” というのが私の見解です。
ノンアルコールの意味
NGな理由は主に2つになります。
まず1つ目ですが、
実は「ノンアルコール」は、本当の「ノンアルコール」ではない(なかった)からです。
どういうことなのでしょうか?
各社飲料メーカーがノンアルコールが販売に力を入れたのは、2003年です。
なぜならこの年、道路交通法が改正され、
飲酒での車の運転の罰則が強化されたからです。
ただ、当時の法律ではアルコール度数1%未満であれば、
「ノンアルコール表示」ができてしまいました。
したがって、ごく微量、たとえば、”0.4%””0.1%”程度であれば、
アルコールが入っていたとしても「ノンアルコール表示」が可能
ということになってしまいます。
がゆえに、ノンアルコールビールを大量の飲んでしまうと、
もともと体質的に弱い人は酔ってしまう、ということになってしまうのです。
その後、2007年、
飲酒運転の罰則がさらに強化されたことにより、飲料メーカーは改良を加え、
”0.00%”という限りなく”0”に近いアルコール度数のビールを製造販売し始めました。
ですので、今発売されているノンアルコールビールは限りなく0に近いのですが、、、、
というのが理由になります。
2つ目の理由
そもそも論になりますが、
ノンアルコールビールは何のために製造販売されているのか?というと、
”お酒を飲みたいんだけど、運転とかあって飲んじゃいけないから、だったら、ノンアルコールにしておきましょう”
というためのものです。
がゆえにノンアルコールビールは、
ジュースの代替品ではなくお酒の代替品
ですから、
次なるステップは、本物のビールへといきがちです。
実際、各飲料メーカーも20歳以上を想定して製造をしていますしね。
まとめ
ノンアルコールビールは完全なる「0」ではなく、
もっと正確に言えば、「0.000・・・・」と、限りなく0に近いという
「0」になります。
ご飯のおかずの煮物にみりんを使ったり、
お酒を入れて調理したりすることもありますから、
“限りなく0に近いならいいんじゃないの?”という声もあろうかと思いますが、
わざわざ良くない方向へ誘導する理由もありません。
実際のところ、
こどもにとってみると、どの程度のアルコールが影響するかは未知数ですしね。
(P.N.いそきち)