ミツバチの生態とは?ミツバチが世界を救う【第二部】
「ミツバチが世界を救う?」第2回では、ミツバチの生態についてお話していきたいと思います。
前回の記事はこちらです。
ミツバチ社会のカースト制度
ミツバチの家族は、女王バチ・雄バチ・働きバチで構成されており、このミツバチの群れを「コロニー」とよんでいます。
引用:http://www.ooba-beekeeping.co.jp/honey_book/
それでは、カースト制度での役割分担を見ていきましょう。
それぞれの役割
女王バチ
コロニーの中では、大家族のお母さん的な存在です。
栄養豊富なローヤルゼリーを小さい頃から食べているので体も大きく、子どもを産むことが仕事です。夏には1日1,000~2,000個の卵を産むこともあるんです。
雄バチ
繁殖期の女王バチとの交尾のためだけにいます。
とくに仕事もせず、ナマケモノのお父さんなのです。
働きバチ
みなメスなのですが生殖能力がありません。
コロニーの中で90%以上をしめ、約1ヵ月の寿命といわれています。
はじめは巣の掃除や子育て、はちみつ作りを行い、その役割を終えると花蜜や花粉を集める仕事を行います。
引用:http://www.beekeeping.or.jp/honeybee/biology
どうやって、たくさんの幼虫の中から、女王バチが決まるのでしょうか?
女王バチの座につくまで
そのカギを握っているのが「ローヤルゼリー」です。
引用:http://www.ooba-beekeeping.co.jp/honey_book/
女王蜂候補はさなぎになるまでふんだんにローヤルゼリーだけで育てられます。
この与えられる餌の違いが女王蜂になるか働き蜂になるかを決定します。
ローヤルゼリーに含まれる「幼若ホルモン」と育児室の大きさが彼女たちの運命を左右するのです。
引用:http://www.ooba-beekeeping.co.jp/honey_book/
ミツバチの巣はなんで六角形なの?
軽量かつ強度性があることから、飛行機の翼や壁さらには人工衛星にもその技術は応用されています。
巣の中央は卵と子供の部屋で、女王バチが卵を産みつけ、外側は花粉やハチミツの倉庫となります。
コロニー内での役割分担から巣の構造まで、こんなにも効率的にできているんですね!
↓ 次回は、ミツバチの保護活動について説明をしようと思います。