竪穴式住居や寝殿造りまで?時代から見る住居の変化【縄文~鎌倉編】
みなさんどんな家に住まわれてますか?
一軒家、アパート、マンション。
木造であったり、コンクリートで造られていたり
多種多様な家が存在していますよね。
では、昔の人たちはどのような住居に住まわれていたのでしょうか。
今回は時代ごとに、住居を紹介していきます。
昔の人の住居とは?
・縄文時代~平安時代
出典:http://blog.goo.ne.jp/mitown_iwaki/e/0989ec6065304fc79825d40feb9ad7e9
縄文時代~弥生時代の人々は竪穴式住居と呼ばれる家に住んでいました。
円形に掘った土の中に柱を建て、柱同士をひもなどで結び
その上から植物で覆いかぶせただけの簡易的な住居になっています。
トイレはお風呂はもちろんなく、中で薪を焚いて暮らしていました。
今で言うところの、テントに住んでいるといったとこでしょうか。
・飛鳥時代
出典:http://homepage3.nifty.com/s-yoshida2/sub03.htm
先ほど平安時代まで竪穴式住居で住んでいたと言いましたが
飛鳥時代以降、豪族などの位の高い人は特別な館に住んでいました。
周りを柵で囲い、外敵からの侵入を防ぐ一方で、館内は
掘立柱建物という平地に掘立柱をたて、屋根を地上まで下さない住居が
複数存在しており、井戸なども併設していました。
一般の人々とは違う家に住んでいたということがわかります。
・平安時代
出典:http://fine.tok2.com/home/bookend/zatu/dairi/index2.html
平安時代には貴族という立場の人々は、寝殿造りという特別な造りの屋敷に住んでいました。
敷地内の北側に建物、南側に池や中島を配した広大な庭という構造をしています。
中央に寝殿、その左右にも建物が建てられ、寝殿と建物を通路で結ばれています。
この屋敷で貴族の人々は、本を読んだり詩を書いたりなど自由気ままな生活を過ごしていました。
・鎌倉時代
≪武士の館≫

出典:http://www7a.biglobe.ne.jp/~gakusyuu/rekisi/busikurasi.htm
鎌倉時代以降、武士の台頭により、それまでの貴族のきらびやかな生活とは違う住居となっています。
武士の屋敷は、攻められたときに守りやすくするために
川のわきの小高い丘の上に建てられ、高い柵で囲まれています。
戦いにそなえて、自給自足ができるように、いろいろな工夫がされています。
≪庶民の家≫

出典:http://www7a.biglobe.ne.jp/~gakusyuu/rekisi/busikurasi.htm
鎌倉時代になると、庶民は道ぞいに民家を建ち並べました。
民家の屋根は板ぶきで造られ、土間や板の間のある家もありました。
室町時代以降の変化は…?
いかがでしたか。
今回は縄文時代から鎌倉時代までの住居の変化を時代ごとに追いかけてみました。
家を見れば、その時代の人々がどのような生活をしていたのか表れていますね。
次回は、室町時代以降をご紹介していきたいとおもいます。
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