一度は絶滅したけれど、ふたたび進化してよみがえった鳥がいる?

みなさんは、一度は絶滅してしまったのに、もう一度同じような進化の工程をたどり、ふたたびこの地球上で生活をしている不死鳥のような鳥がいるのを知っていますか?今日は、そんな生命の神秘を体現したような鳥についてお話したいと思います。


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Photo: Francesco Veronesi (Wikimedia Commons)

今日のネタ結論

■ノドジロクイナという鳥は、二度同じ進化を遂げた
■天敵がいない環境が同じ進化を促した?
■このデジャヴは非常に珍しい!

ノドジロクイナ”という鳥は、二度同じ進化を遂げた

一度目はおよそ24万年から13万6000年前。孤島を探す習性のある”クイナ”の群れがマダガスカルを飛び立つと、マダガスカルの上部に浮かぶアルダブラ環礁にたどり着きました。天敵のいない環境に移り住んだ鳥たちは、やがて羽が退化して空を飛べなくなっていきました。しかし13万6000年前、満ち潮で島が水没したことで、飛べない”クイナ”は絶滅してしまったというのです。

やがて島がふたたび出現すると、マダガスカルから別のクイナの群れがアルダブラ諸島にたどり着き、その鳥たちもほぼ同じような進化の過程を繰り返したというから驚きです!

天敵がいない環境が同じ進化を促した?

ふたたびアルダブラ環礁に新しいクイナが移り住んだのは、前回の絶滅から数万年後のこと。前回絶滅した鳥とは当然違う種のはずであるが、生命の神秘とはかくも不思議なもので、蘇ったクイナの化石を調べると、数万年前に絶滅したクイナとは明らかに異なる飛翔能力の退化プロセスが散見されたそうです。このことから、「天敵がいない」という同様の理由で、また1から飛ぶ力を失ったことがわかりました。

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このデジャヴは非常に珍しい!

最新の論文では、同じ属のクイナが同じ島に渡って同じような進化を遂げたことは、おそらく初の事例だと記されています。

「2万年かそこらで、クイナはまたもや進化の過程で飛ぶことができなくなった」「条件が整っていれば、進化のスピードはとても速くなりえる」とロンドン自然史博物館のJulian Hume氏は言います。

もしかしたら、この広い地球には他にも同じような進化をしている生き物がいて、それを発見するのはあなたなのかも知れません。

(P.N. 舞囃子谷)

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