お子さんが太りやすい体質に?ホントは恐ろしい早食いのリスク
昔から、急いで食べちゃいけません。
よく噛んで食べなさい!
と言われたことってありませんか?
なんとなく自分の子供にも伝えてはいるものの…
でもなんで、時間をかけて食べた方がいいのか、よく噛んだ方がいいのか、
わからないですよね。
今回は早食いが身体に及ぼす影響と、
簡単にできる改善法をご紹介いたします。
早食いのリスク
「時間がないから、急いで食べちゃおう!」
ちょっと待ってください。早食いは身体に大きな影響が出ます!
では、早食いによって引き起こされるリスクとはどのようなものでしょうか。
①太りやすくなる
人は必要な量の食事をとると満腹を感じ、それ以上食事をとらなくなります。
こうした満腹感は、噛むことが刺激となり、脳内で「ヒスタミン」などの神経系が活性化することによって生じます。
噛む回数が減ると、同じ量でも満腹感を感じるまで、必要以上の食事をとってしまいます。
②消化器系への負担
噛むことで、唾液に含まれる「アミラーゼ」という酵素が
消化しやすい大きさまで変えてくれる効果を持ちます。
しかし、早食いをして噛む回数が減ってしまうと
胃や腸が食べ物を消化するのに大きな負担がかかり
腹痛や、下痢などの症状を引き起こしやすくなってしまいます。
③虫歯の原因になる
噛むことで分泌される唾液には、虫歯や口臭を予防する効果があるそうです。虫歯菌は歯を溶かす酸を発生させますが、唾液はその酸を中和させたり、溶けてしまった歯を再生するパワーがあるため、良く噛んで唾液をしっかり出す人の方が虫歯になりにくいと考えられています。また口臭の原因のほとんどは、口内にいる細菌によるものなのだそうです。
出典:https://welq.jp/32262
つまり、早食いの人ほど唾液の分泌がどうしても少なくなってしまうために
口の中が乾いていると虫歯と口臭の原因だらけとなってしまうわけですね。
早食いを治すために
①時間をはかって食べる
物を食べ始めて満腹になる信号を出すのは15分~20分といわれています。
携帯のタイマーや置時計などを利用しても構いません。
食事の時間が20分以上になるように一定のペースで食べましょう。
②利き手を逆にしてみる
利き手と逆の手を使ってみましょう。
慣れない手で食べることにより、口に運ぶまでの時間が長くなったり
一度に口にいれる量が少なくなっています。
おのずと、食事の時間が長くなるでしょう。
③スプーンを小さくしてみる
出典:http://shop.coji-iro.com/?pid=21556999
スプーンが使える料理にはおススメなのがこれ。
今まで使っているスプーンの半分くらいの大きさのものを使ってみましょう。
一口に大量に流し込むのを強制的に阻止します。ぜひ試してみてください。
早食いをやめよう
早食いは食事時間を短縮できますが、身体に大きな影響を与えてしまいます。
なにより、早食いには味わって食べることを忘れてしまいます。
ゆっくり、食事を楽しみながらお子さんやたいせつな人と過ごしましょう。