机の下にもぐるはダメ。地震が起きたら(自宅編)

日本は地震大国と言われており、2011年3月の東日本大震災から2019年6月20日までで、震度6強以上の地震は10回発生しています。地震はいつ起きるかわかりません。いざというときに適切な対応がとれるように、今回は自宅にいる際に地震が発生した場合にとるべき行動について説明していきます。

自宅にいるときに地震が発生した場合

地震1

避難訓練で「机の下に潜る」という経験をした方は多いのではないでしょうか?実はこれは正解とは言えません。大地震で建物が倒れたり、天井が落下すると、机は簡単に潰れてしまいます。地震が発生したら、まずはクッションや、座布団、雑誌などで頭を守り、可能であれば玄関に向かってください。

玄関には、倒れる可能性の高い大きな家具は少なく、すぐに外へ避難することも可能です。玄関へ移動するのが難しければ、頭を保護した上でタンスや食器棚や本棚などの大型家具類から離れた場所で振動が収まるのを待ちましょう。決して家具類を支えようとしてはいけません。

キッチンで地震が発生した場合

地震2

地震で怖いのは火事になることです。もしキッチンで調理中に地震が発生した場合は、慌てずに火を消しましょう。万が一火を使った状態でキッチンから離れてしまっていた場合は、可能ならキッチンに向かって火を消したほうが良いですが、難しければ自分の身を守ることを優先してください。最近のガスコンロやガスのマイコンメーターは、強い揺れを感知するとガスが自動的に止まるようになっています。また、火を消したらすぐにキッチンからは離れてください。

冷蔵庫や食器棚、レンジや食器類など、転倒、落下すると危険なものがキッチンにはたくさん存在します。なお、キッチンを離れる際には包丁だけは必ずしまうことを忘れないでください。

トイレやバスルームにいるときに地震が発生した場合

地震3

木造家屋が主流だった時代は、四方を柱に囲まれているため、トイレが一番安全な場所と言われておりました。しかし、現代のトイレは柱で囲まれていないケースも多く、閉じ込められてしまう可能性があります。トイレにいるときに地震を感じたら、すばやくドアを開けて閉じ込められるリスクを減らし、すぐに玄関に避難するようにしましょう。

また、バスルームは鏡やガラスなどが多いため、怪我の危険性が高い場所です。さらに衣類を身に着けていない状況で地震が発生すると非常に動揺してしまいます。まずは落ち着いて、衣類やバスタオルを持ち、いざというときに外に逃げられるように玄関に避難しましょう。

2階で地震が発生した場合

一軒家に住んでいると、2階にいるときに地震が発生することも大いに考えられます。すばやく1階に降りて玄関から外へ避難するのがベストですが、大きい揺れの中で移動が困難な場合は、無理に1階へ降りなくても構いません。万が一家がつぶれたとしても、2階の方が空間に隙間ができやすいので、生き延びる可能性が高いのです。むしろ一軒家で1階にいるときの方が、急いで外に避難する必要性が高いといえるでしょう。1995年の阪神・淡路大震災では死亡した方の約8割の死因が建物倒壊による圧死でした。すぐに外へ避難することを意識するようにしましょう。

就寝中に地震が発生した場合

就寝中に地震が発生した場合、すぐに避難するのは困難なケースも多いと思います。その場合には、枕を頭にかぶせたり、布団の中にもぐりこむなど、落下物に気をつけた状態で、地震が落ち着くまで安全確保につとめましょう。このようなケースも想定し、寝室には大きい家具を置かないのが鉄則です。

地震が収まっても、停電しているケースがあるかと思います。夜なので家の中も真っ暗なため、パニックになってしまいがちです。このような状態で家の中を歩いてしまうと、ガラスや落下した照明器具や食器類の破片等で足を怪我することもありえます。ですので寝室のベッドの側には、懐中電灯とスリッパを置いておくように心がけましょう。そのような備えがない方は、スマートフォンのライトを頼りに、慌てずに足元を照らしてゆっくりと行動しましょう。

万が一閉じ込められた場合

地震4

家具や壁の倒壊などで万が一身動きが取れなくなってしまったら、まずは落ち着くことが重要です。無理に体を動かすのではなく、何が倒れてきたのか、自分に怪我はないのかなど状況を確認し、冷静になることを心がけてください。その後、脱出することが困難だと判断したら、他の人に自分の存在に気づいてもらえるように、近くのものを叩いたり笛を吹いたりスマートフォンを鳴らすなど、音を出すようにしましょう。

いかがでしたか?

地震が発生した場合、冷静な状態でいれる人は少数派です。パニックになった状態でもなるべく安全な行動がとれるように、この記事を参考にしていただけたら幸いです。この記事では地震が発生した場合の行動を紹介しましたが、地震対策で重要なのは事前の準備です。普段から水や非常食、防災用品の用意をしておきましょう。

(ライター:長井ガク)

 

 

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