昔の「珍職業」5選。こんな職業があったんだ!
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目覚まし師
目覚まし時計が発明される前のヨーロッパでは、
「目覚まし」
を仕事にするが
ありました。
起こす方法はさまざまだったようで
・窓を棒か何かで「トントン」する
・窓に豆などを飛ばして気づかせる
・吹き矢を使う
目覚まし時計の普及とともになくなっていったそうです。
たしかに目覚まし時計やスマホがなかった時、起きられないと困りますから仕事を依頼するかもしれませんね。ただ、その仕事をしている人はどうやって起きたんでしょうか?!
「抜歯屋」
まだ医学が未発達で歯医者がいなかったころは、虫歯をぬく専門の人がいました。
その名も
「抜歯屋」。
当然医療技術は持っておらず、場所も祭りの縁日などで音楽隊などもひきつれ、見世物のようにやっていました。イベントのようにやることで抜かれる患者の気をそらす効果があったのかもしれませんね。
警察官の「信号変更係」
明治期、道路が整備され始めた頃、信号機などはありませんでした。
当時の信号機は人間が操作する「機械式信号」でした。
実物が下の写真です。(撮影:東京江戸博物館)
交通整理ですので、当然警察官の1仕事。
今でも笛を吹きながら、交通整理をしているところを見かけますが、
1日中となると3交代制とかだったのでしょうか。
取っ手のところで「止まれ」「進め」を切り替えていたよう
で大変な仕事ですね。
「公示人」
中世に、
街角に立って宣伝を行う「公示人」がいました。
今でいう
「バス放送」の宣伝とチンドン屋をかけあわせたような仕事
で商品の宣伝等をしていました。
国王の命令などを伝える役割も担っていたようで、楽器でBGMを弾きながら伝えていたそうです。「新聞の号外」に似ていますね。
識字率が低かったこともあり、口頭で伝えることに意味があったのでしょう。
穴蔵屋(あなぐらや)
名前のとおり、穴を掘る仕事です。
主に
地下倉庫を作るとき
に雇われました。
「火事と喧嘩は江戸の華」と言われたように、江戸の街は建物が密集していたことと、当時は木造だったことから多くの火事が発生していました。
そのため、商人の中には財産となる金銀を蓄えるために蔵を建てるよりも安く建てられる「地下倉庫」をつくったそうです。
まとめ
そのほかにも、
釜や鍋をなおす「鋳掛屋(いかけや)」
「理髪外科医」などたくさんの消えていった仕事があります。
人が物を買ったり、何かを依頼するのは、自分が今困っていることを解決するため。人によりそって考えていくことが大事ですね。
(P.N いそきち)