毒を持つ鳥はいるのか?います。
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ズグモモリモズ
発見されたのは、
インドネシアやパプアニューギニアあたりのジャングルに住んでいる鳥、
その名も「ズグモモリモズ」。
スズメ目カラス科の鳥で、鮮やかな色で覆われています。
パプアニューギニアでは有毒の鳥の総称、
「ピトフーイ」という名称で呼ばれています。「ズグモモリモズ」は和名になります。
この鳥、どのように発見されたかと言いますと、
鳥の研究をしている人がズグモモリモズを捕まえた時に、
ちょうど手に怪我をしていたらしく、その時に刺激を感じたらしいのです。
“うん?今の刺激はなんだろう?”と。
そこで、調べて見たところ毒があることがわかったらしいのです。
毒を持つ理由がわからない
通常、生き物の形態を問わず毒を持つ生き物は、
獲物を捕まえたり天敵などから逃げるために毒を使うのですが、
この鳥、自分の体の中に強い毒があるのです。
つまり、
自分が食べられちゃった時に初めて毒が効くということですよね。
鳥を食べたその動物は死んでしまうわけですので、
「この鳥は危険だ!」ってことを食べた側の動物は学ぶことはできません。
これは不思議です、なんのための毒なのか。。。。
その毒が結構強力で、
筋肉や羽毛には強力な神経毒ステロイド系アルカロイドのホモバトラコトキシンが含まれているそうです。
(出典:wikipedia)
怖いですね。。。。
パプアニューギニアやアマゾンなどのジャングルには
まだまだよく調べられていない鳥がたくさんいます。
現在発見されている世界の鳥の種類の数、どれくらいかわかりますか?
その数、9000〜10000種類です。
毒を持つ鳥がまだたまたまそれほどみつかっていないだけで、
これからどんどん発見される可能性は大いにありそうですよね。
まとめ
(画像出典:東京都環境局)
鳥というと、
鳩を中心として比較的「害を加えない平和な、安全な生き物」
というイメージがあったので、
毒を持つ鳥がいるというのは個人的には驚きでした。
地球温暖化?や国際交流の発展からか、
日本にもヒヤリやテング熱を引き起こす蚊などが見られるようになりました。
今後、もしかすると、日本でも毒を持つ鳥が出てくるのかもしれませんね。
非常にいやですけども。