むかし、ウンチは死者を蘇らせる●●だった!?

食べ物のカスであるウンチ。そして、疎まれるウンチ。不要なものだから体から出ていくと考えられていますよね。けれど、このウンチが薬になるって聞いたことはありますか?まさか、そんな…と思うかもしれませんが、薬になるんです!

ウンチって何でできているの?

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ウンチは食べたもののカス。そう思っている方も多いかもしれませんね。

実は、ウンチの成分は食べ物のカスだけではありません。

なんと、健康な人の場合、ウンチの約80%は水分なんです。

残りの固形分20%のうち、3分の1が食べ物のカス。

3分の1が古くなった腸粘膜、3分の1が腸内細菌とその死骸です。

ここで大切なのが、ウンチに含まれる腸内細菌。

大きな働きをする腸内細菌が後ほど再登場しますよ。

死者をも蘇らせる薬はウンチだった

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ウンチが薬になるなんて、どのように医学が進んだの?

と思うかもしれませんが、大昔にもウンチが薬となっていたようです。

平安時代中期の古い書物である

「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)の中に、

“破棺湯(はかんとう)”という薬の名が記されています。

この薬こそ、死者をも蘇らせるというウンチを使った薬です。

ウンチを乾燥させ、粉末にして煎じるというとてもシンプルな製造方法ですが、

この薬を飲めば、棺を破って死者が生き返るほどの効き目があったそう。

本当なの?と思うかもしれませんが、

中国でも“人中黄”という漢方薬があり、

甘草の粉末とウンチを混ぜて作ったと言われています。

こちらは解熱や解毒作用があったそうです。

腸内環境のために頑張る細菌

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さて、ここで先ほど登場した腸内細菌の話になります。

私たちの腸内には、多種多様な細菌がすんでいます。

その数は100種類以上、約100兆個。

特に小腸から大腸にかけてたくさんの細菌がすんでおり、

この部分を顕微鏡で覗くとお花畑のように見えることから

“腸内フローラ”

と呼ばれています。

腸内では腸内環境をよくするために、

悪玉菌が増えすぎないよう善玉菌が頑張ってバランスを取っています。

悪玉菌が優勢になってしまうと、悪玉菌が作り出す有害物質が増えてしまうからです。

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この有害物質は、

便秘や下痢を引き起こしたり、ひどい場合だと生活習慣病の原因になったりすることも。

細菌の働きで腸内の環境を整えることは、

体全体にも影響を及ぼすほど大切なことなのです。

ついに!ウンチが薬になった!

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善玉菌と悪玉菌がバランスを取り、

腸内の環境を整えることが体にはとても大切なことが分かりました。

そこで、2013年にアメリカで初めて行われた試みがあります。

それは健康な人のウンチを他人に移植して、

腸内環境を改善するというもの。この試みの結果、

治りにくい腸管感染症患者の症状に大きな改善が見られたのです。

そう、ウンチが薬となり、病気を改善させたということですね。

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